【私の不妊治療(28)】 体外受精と夫婦仲

心拍確認ができ、新宿アートクリニックを卒業する日、お会計前にクリニックからアンケートを渡されました。
そのアンケートの質問項目は忘れてしまったけど、なにかの項目のところに、夫への感謝を書いたことを覚えています。
私は今回、妊娠判定がきちんとした陽性でなかったら、もう心がダメになってしまうだろうと思っていました。
出口のないトンネルに入り込んでしまい、いつ出れるかわからず、でも進まなければいけないと、そんな感じになるだろうと思いました。
体外受精をやめるという勇気がなく、ずっと続けてしまうだろうと。
でもそんなことを思ったときに、ふと、主人への感謝がわいてきました。
主人はとても冷静でブレないタイプです。私は反対で、喜怒哀楽が激しいタイプ(笑)
通院生活は、落ち込むことばかり。落ち込むととことん底まで落ち込みます。
でもそんな私を嫌がらずにいつも励まし、きっと大丈夫と勇気づけてくれたのが主人です。
そして私が何の気なしに言った「タバコは精子をだめにする一番の要因だ」という言葉を受け、私に何も言わずに禁煙外来にいき、禁煙をしてくれました。
たぶん、人工授精で成果がでず、彼も焦ったんだと思います。
でも、自分の精子は大丈夫と思わず、自分ができるマイナスの要因を減らそうと努力してくれたのでしょう。
そんな主人への感謝の気持ちが沸いたとき、「もし子供を授かることができなくても、この感謝を返しながらふたりで仲良く暮らしていこう」と思えました。
私はずっと、子供のいない人生なんて考えられないと思っていました。
だから、ふたりだけの人生を考えられたことが、自分にとってとても不思議な感覚でした。
今、子供を持って、不妊治療を振り返ると、つらいことばかりだったけど、唯一よかったことは、主人への信頼が増したことです。
もう生まれ変わっても不妊治療はしたくないくらい辛かったけど、お金では買えない(かなり治療費を払いましたが…)ものを得ることができたと思っています。
だから私は今、「夫婦ふたりの妊活」が広まるべく、微力ながら努力をしています。
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