【不妊治療ブログ(23)】3回目の体外受精は移植トラブル!?(新宿アートクリニック)

時間よ、早く経って!と思いながら過ごした3カ月。
とにかく悶々としていました。
何をしても楽しめない、早く早く採卵したい、移植したい!という思いで過ごしていました。
そんな暗黒の3カ月が過ぎ、ようやく通院。
こうなると、治療できるだけで幸せに感じてしまうんですね。
今まで通院と仕事の両立が苦しいと思っていたけど、この苦しさもよりも治療できる喜びが増すという。
結局成熟卵が2個採れ、1個を新鮮胚移植、1個を胚盤胞で保存することに。
で、移植のときに疑念を抱いたことが。
いつも移植は時間がかかりません。入室から退室まで、10分もあれば終わりというイメージ。
それが、、、なかなか終わらなかったのです。
移植は、子宮に細い管(チューブ)を入れ、そこに受精卵を入れて子宮に戻すという作業をします。
いつもだと、超音波の画面を見ていると、スーッとスムーズに受精卵が子宮に進んでいってピタッと子宮にくっつくという感覚でした。
でも、今回は、いつまでたっても受精卵がチューブを進んでいかない…。
先生は何度もトライします。
でも進まない。
どうして?
看護師さんが「大丈夫ですよ、もう少しですよ」と言ってくれるので、「なにがあったんですか?」と聞けない。
しばらくして、チューブを替えるという作業をし、新たなチューブで行ったところ、いつも通りスムーズに受精卵が子宮に到着しました。
もしかして、チューブが詰まってた????
欠陥チューブだった???
受精卵って繊細なものだよね?あんなに長い時間外気に触れていちゃよくないよね?
ねえねえ、絶対受精卵傷んじゃったよね?
疑念と不安と、きっともう今回もダメだという悲しみでいっぱいになりました。
でも、先生にそういえない私。
でもでも、何か言わなきゃ後悔する!とあるだけの勇気をふりしぼって「あの…なんだか時間がかかっていましたけど、大丈夫でしょうか?」と聞くと、「大丈夫です」の一言。
自分でも、意味のないこと聞いたと思いました。
だよね、もちろんそういうよね。チューブが不良品でした、なんて口が裂けても言えないよねと思いながら、「ありがとうございました」と退出しました。
これはあくまで私の想像です。
だからチューブが不良品じゃなかったかもしれない可能性も大いにあります。
でも、、、3カ月も待ってやっと移植できたのに、、、今回もダメな気がするという思いを否定することはできなかった。
ただ、また今回も着床する時期あたりから腹部と太ももがピリピリするという妊娠超初期反応が。
でも今回は、いやいや絶対ダメだろうという思いばかり。
そんな気持ちの中、妊娠判定日を迎え、言われた言葉は前回と同じ。
着床はしているけど、HCGが低すぎて(10くらいだった)近いうちに生理がくるでしょうとのこと。
まあそうだろうなと思い、ショックはそんなにありませんでした。
ショックの代わりにこみあげてきたのは、えも言えぬ不安でした。
次もダメだったら、どうしよう。その次もダメだったら…。
子どもを持てない人生というのが、現実味を帯びました。
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