妊活中から気を付けて!妊娠中の痩せは代償をともなう

今日は日本ドーハッド学会に来ています。

ドーハッド(DOHaD)というのは、妊活中から妊娠中、授乳期の栄養や生活環境が、子どもの将来の健康に影響を与えるという概念です。

有名なのが、妊娠中に痩せたまま、もしくは体重が適切に増えないと、産まれてきた子供は生活習慣病(肥満や糖尿病、高血圧など)になりやすいということ。
そして、そういう子供は身長が低くなるというリスクもあるとされています。

また、そもそも痩せている人は妊娠しにくいのです。
だから私は、妊活されている方で痩せている人は、何はともあれ、まず第一に体重を増やしましょう!といっています。

今回の学会では、環境や男性についても発表がされています。
妊娠中にPM2.5に高濃度でさらされると、子どもの自閉症のリスクが高まる可能性や、父親の加齢は、子どもの自閉症のリスクを高める可能性があるなど、興味深く拝聴しています!

栄養監修「生殖専門医と妊活栄養士が導く 授かるための2人の生活術」(講談社)