10月-11月に妊娠すると、流産しにくい

10月から11月ごろに妊娠すると流産する率が低い傾向があるというデータがあります。

藤田保健衛生大の中沢和美教授が約2,800人の妊婦のデータを追跡したところ、このような傾向を見つけました。
最終月経が10月と11月だった人の流産率だけがいずれも7%と低く、ほかの月は16-22%と2倍以上だったとのこと。

また約11,400件の出産の分布を調べた結果、前年の10-11月に妊娠した人が出産する、8-9月ごろが年間のピークの一つになっていたのだそう。

ただ、理由は分かっていません。

またひとつの病院のデータ分析のため、一般的な傾向といえるかも不明ですが、中沢教授によると「季節的に繁殖期がはっきりした動物がいるように、人間も季節で体のリズムが変化する可能性があるのでは」と推測しています。

さらに「ある種の動物では繁殖期に妊娠・出産しやすい体内環境が整えられる。例えばニホンザルの場合、秋以降に分泌されるホルモンの刺激で生殖が促されるほか、ホルモンの抗酸化作用が卵子を傷つきにくい状態に保っていることも考えられる」としています。

私は前から、私も妹も弟も8-9月の夏生まれなので、母は秋に妊娠しやすい人なんだなと思っていました。でも、もしかしたらこのことも関係しているのかもしれません。

もちろん理由がわかっていないのでなんとも判断できませんが、でも、このような情報を目にして「あ、来月は10月だ!」と前向きに妊活に取り組めると、ストレスが軽減されて、もしかしたらがあるかもしれないと私は思います。

「病は気から」は本当に実感しているので、自分の感情は体をも変えるはずだと思います。

この記事を目にして、流産などの経験で気持ちがふさいでいる方が少しでも前向きな気持ちになれますように。

参考)ヒトの“繁殖期”は10~11月?(日経メディカル)