みなさまからのご質問にお答えするコーナーです。
Q.
時間がないということもありますが、昼食や夕食のように、朝食をしっかり食べることが難しいです。
3食きちんと食べた方がいいと思うので、豆乳ココアと、グラノーラとバナナに豆乳ヨーグルトをかけたもの、フルーツ、チーズなどを食べています。
グラノーラは食べても身体に悪いものじゃないでしょうか?
やはり朝食は大事でしょうか?
A.
まず、朝食をしっかり食べれないとおっしゃっていますが、何種類もメニューをそろえていますし、食べていらっしゃいますよ。なかなか良い内容だとも思います。
グラノーラは食べてもいいですか?
大丈夫です。
グラノーラの原料はオーツ麦や大麦がメインなので、食物繊維の中でも腸の健康に働く水溶性食物繊維が効率よくとれます。
ちなみにコーンフレークだとそれが劣りますので、どちらかというとグラノーラのほうがおすすめ。また、妊活で大切な鉄分もとりやすいというメリットもあります。
やはり朝食は大事でしょうか?
とても大切です。
栄養だけでなく、朝起きたときは一日の中で一番体温が下がっています。
朝食を食べることによって体温が上がりますので、冷え予防にもつながります。
また、欠食をすると次に食べた食事で血糖値が上がりやすくなり、妊活によくありません。
豆乳のとりすぎに注意!?
朝食内容を拝見し、欲を言えば野菜もとっていただきたいので、たとえばミニトマトを加えてみてはいかがでしょうか?(食べやすいし、調理不要なので)
また、豆乳を意識してとられているようですが、大豆製品については女性ホルモンのように働く大豆イソフラボンという成分が多く含まれています。
とりすぎると月経周期の延長など生殖に影響が出る可能性があり、1日上限摂取目安量が70-75mg/日(大豆イソフラボンアグリコンとして)とされています。
たとえば、大豆製品のイソフラボン量の目安はこのようなかんじです。
豆腐100g | 20mg |
納豆1パック(40g) | 29mg |
豆乳200ml | 50mg |
(大豆イソフラボンアグリコンとしてmg)
なので、朝食で豆乳を十分にとられているので、他の食事では大豆製品は控える、もしくは、他の食事で大豆製品をとるなら朝食では牛乳ココアと普通のヨーグルトにするなどの配慮をしたほうがいいと思います。
※上限摂取目安量70-75mg/日に関しては、この量を毎日欠かさず長期間摂取する場合の平均値としての上限値であること、また大豆食品からの摂取量がこの上限値を超えることにより、直ちに健康被害に結びつくというものではありません。
参考)
大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A(食品安全委員会)
大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方(食品安全委員会)