妊活中なら、ビール・ワイン・日本酒のどれがいい?

妊活と飲酒の関係については、妊活中にアルコールは飲まないほうがいい?に書きましたが、もし妊活中にお酒を飲むのであれば、どの種類がおすすめでしょうか?

人間は誰しも、ご飯やパンなどの糖質をとると、血糖値が上がります。
この血糖値の上昇は普通のこと。でも、糖質を多くとりすぎると、急激に血糖値が上がってしまい、このような高血糖の状態が長く続くと、卵子が老化したり排卵が乱れる原因になるとされています。

糖質は、ごはんやパン、麺類だけでなく、お酒にも糖質が多く含まれるものがあります。

糖質の多いお酒VS少ないお酒

耳にしたことがあるかもしれませんが、お酒には蒸留酒と醸造酒の2つがあります。
蒸留酒とは、焼酎やウイスキー、ウオッカ、ジンなどの種類があり、糖質は含まれません(もしくはほとんど含まれない)。

反対にビールやワイン、日本酒などの醸造酒には糖質が含まれます。

なので、糖質のことを考えるなら、蒸留酒がおすすめ。でも、「じゃあ、缶酎ハイは糖質ゼロってことでいいんだ!」と思われた方は、ちょっと待って!

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缶チューハイの落とし穴

缶チューハイや缶カクテル、ハイボールには、ウォッカやウイスキーなどが使われています。
これらの蒸留酒は糖質がほぼゼロですが、果汁や甘み成分が入っていることにより、ビールやワイン、日本酒などと同じくらい、もしくはそれ以上の糖質を思わずとってしまうケースがあります。

とくに梅酒には注意です。

選ぶ際は、「辛口」「糖質ゼロ」などのものを選ぶ目安にすると良いでしょう。

ワインとビール、選ぶならどっち?

では、下の表をご覧ください。醸造酒のビール、ワイン、日本酒の中ではどれが一番低糖質でしょうか?

お酒に含まれる糖質量(100g当たり)

蒸留酒 ウイスキー 0g
蒸留酒 ウォッカ 0g
蒸留酒 焼酎 0g
蒸留酒 ジン 0.1g
蒸留酒 ラム 0.1g
醸造酒 日本酒(普通酒) 4.9g
醸造酒 日本酒(本醸造酒) 4.5g
醸造酒 日本酒(純米酒) 3.6g
醸造酒 ビール(淡色) 3.1g
醸造酒 ビール(黒) 3.4g
醸造酒 ビール(スタウト) 4.6g
醸造酒 ワイン(赤) 1.5g
醸造酒 ワイン(白) 2.0g
醸造酒 スイートワイン 13.4g
その他 梅酒 20.7g

正解は、ワイン。
イメージ的には、ワイン→ビール→日本酒の順番で糖質は多くなります。
日本酒と赤ワインを比べると、日本酒のほうが3倍ほど多くの糖質を含むことに。

またスパークリングワインも糖質は少なめ。
ただし、ワインの中でもポートワインや貴腐ワインなどの甘いの強いワイン(スイートワイン)は糖質がかなり多いので、注意が必要です。

まとめ

妊活中でも、適量であればお酒を飲むことは悪いことではありません。
でも、なるべく工夫をして、適量の範囲内でも糖質が少なめのものを選べるとより良いと思います。

ただし、排卵日から次の月経までは、着床しているかもしれない期間です。その間は、お酒を控えたほうが賢明でしょう。