【妊活のコツ】押し麦ともち麦、どっちがいい?

妊活では”血糖値”がポイントになります。
血糖値がジェットコースターのように急に上がったり下がったりするような食生活はNG。
ゆるやかに上がって下がるという食生活がのぞましいということになります。
そんな血糖値をゆるやかにしてくれる食材のひとつが、押し麦やもち麦。
押し麦やもち麦の食物繊維量は玄米よりも多く、3倍以上。
とくに糖質の吸収を抑えるβ-グルカン(ベータグルカン)という食物繊維が他の食材よりもダントツに多く含まれているので、食後の血糖値が急激に上がりにくくなるのです。
私がおすすめしているのは、白米に3割の割合で押し麦やもち麦を入れること。
ときどき、「押し麦ともち麦、どっちがいいですか?」と聞かれます。
押し麦ももち麦も、どちらも同じ大麦。
違いは、押し麦は白米と一緒でうるち性、もち麦はお餅と一緒でもち性の特性をもっているので、もち麦はモチモチしたもっちり食感になります。
また、もち麦のほうがβ-グルカンをやや多く含みます。
とはいっても、押し麦でも十分すぎる量のβ-グルカンを含んでいて、値段も押し麦のほうがリーズナブル。ちなみにうちの近所のスーパーでは、もち麦の方が同じ量でも100円高いです。
なので、「どちらもほぼ同じなので、食感の好みで選んで。継続するなら、値段的に押し麦のほうがいいかも」と回答しています。

栄養監修「生殖専門医と妊活栄養士が導く 授かるための2人の生活術