Q.
納豆菌は熱に弱いから炊き立てのごはんにかけてはいけないという情報と、納豆菌は熱に強いから大丈夫という情報があります。
納豆ごはんをよく食べているのですが、どちらが正しいんですか?
A.
まず、納豆の栄養のポイントは2つあります。それは、納豆菌とナットウキナーゼという酵素です。
納豆菌は、腸内環境をととのえる働きが、ナットウキナーゼは納豆菌が作り出した酵素で、これには血液をサラサラにする作用があります。
熱に弱いのはナットウキナーゼです。ナットウキナーゼは70℃くらいで働きを失ってしまうので、熱々のごはんにかけず、少し冷ましてから納豆ごはんにしたほうがよいのです。
一方、納豆菌は熱に強い性質があるので、炊き立てのご飯で納豆ごはんにしても、腸内環境をととのえる働きをしてくれます。
つまり、納豆のどの作用を期待するかで食べ方も変わってくるのですが、たとえば下の記事に関していうと、これは納豆菌の作用が関係している研究結果なので、納豆オムレツや納豆パスタなど、加熱をして納豆を食べてもOKということになります。
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