体脂肪が多すぎる(目安としてはBMI25以上)と、排卵性の不妊の割合が高くなるとされています。
妊活では適正な体重管理が大切です。
先日、ダイエットをされたい方からのお悩みをいただきました。ご質問内容を少し改変(一般化)し、同じような悩みをお持ちの方の参考になればと掲載させていただきます。
Q.
「痩せたい、健康な体で妊娠したい」と頭では考えているのに、食べ物がそばにあれば手が伸びてしまいます。
食べる時間を決めよう、食品を〇〇に置き換えてみようなど、試したことは多々ありますが、結局挫折の繰り返しです。
この状況を解決できる方法はありますでしょうか?
A.
”食べ物がそばにあれば食べてしまう”は当たり前
「食べ物がそばにあれば手が伸びてしまう」とのことですが、これは当たり前のことです。目についたら手に取ってしまうのは仕方がないこと。
ダイエットの鉄則は”食べ物を目に入れない”。
なのでもしそれが間食であれば、目につくところに置かない、つまりは家に置かないようにしましょう。
たとえば、毎日お菓子を食べてしまう方は、お菓子を買いだめしている確率が高い傾向にあります。
なので買いだめをせず、食べたいときに買いに行くという方法をとりましょう。
そうすれば、もし雨の日だったら面倒で買いに行かない、暑い日だったら出るのがおっくうで買いに行かない等、買わない(=食べない)日が多々出てくるはず。もし何かを買いだめされている場合は有効です。
食べ物と水分をセットで!
あと、何かものを食べるときは必ず「水分」と一緒にとる、ということも有効です。
食べ物だけを食べると、どんどん食べ進んでしまいますが、水分と一緒にとると、胃が水分で満たされるので「もっと食べたい」という気持ちが抑えられるようになります。
早食いではありませんか?
早食いもダイエットの敵になります。
「お腹がいっぱい」と思うのは、脳の満腹中枢が刺激されるためですが、これには食べてから20分ほどかかるとされているので、時間をかけてよく噛んで食べることも大切。
ストレスで過食傾向に
そして根本的なことですが、ストレスがあると過食する傾向にあります。
妊活をされているのでストレスがたまることは大いにあるかと思いますが、なるべく規則正しい生活をして、心穏やかに楽しく過ごすことも関係すると私は強く思います。
ストレスと関連しますが、毎日「食べちゃいけない」と我慢していると、どうしても我慢できなくなって食べてしまいます。
そして食べて自己嫌悪におちいる方が多いのです。
食べて自己嫌悪に陥ってしまうのは心身共に良くないので、たとえば「毎週水曜日は、食べていい日」という風に決めて、その日はたくさん食べていいと決めるんです。
人間の体は、一回にたくさん食べただけでは太りません。
たくさん食べたら、その日を含めて3日くらいで帳尻合わせをすれば(バランスの良い食事を心がければ)、太ることはなく、他の日の食事内容が適正であれば、体も適正な方向に向かっていきます。
週1回はケーキでも白米おかわりでも、食べたいものを食べる日にして、その日を楽しみにして過ごすと精神的にもいいのではないでしょうか?
楽しみがあると、きっと他の日のご飯も頑張れると思いますよ!