妊活は「夫婦ふたりで協力して取り組むべき」という考え方が少しずつ浸透しつつありますが、そんな考え方を後押しするような研究報告が出ました。
米スタンフォード大学の研究によると、ご主人に肥満や高血圧などの健康問題があると、流産や死産になるリスクが高まるというのです。
95万件以上の妊娠に関するデータを解析し、妊娠前に診断された父親の疾患と母親の流産や死産などのリスクとの関連について検討した結果、父親が抱える健康上の問題が増えるごとにリスクが高まることが明らかになりました。
例えば、男性が肥満や高血圧、脂質異常症(高脂血症)、2型糖尿病といったメタボリックシンドロームの要素がひとつあると10%、2つあると15%、3つ以上あると19%、それぞれリスクが上昇するということです。
これまでは、女性が高齢になるにつれ卵子が老化するように、男性も高齢になると精子が老化するといわれていましたが、この研究は年齢に関係なく、男性の健康状態が妊娠状態に関係することが示されています。
この要因はわかってはいませんが、子どもは受精時からすでに父親の影響を受けていると考えられます。
成人した男性の生活習慣を変えるのはなかなか難しいものがありますが、、、この記事をご覧いただいて、メタボの要素がある男性が少しでも生活習慣を改善してくださるきっかけになれば。
私は妊活を頑張っている女性を数多く見ています。そして、残念ながら妊活に非協力的なご主人のお話もよくお伺いします。
本当に、お子さんはご夫婦ふたりで授かるものです。ぜひこのメッセージが届きますように…。
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参考)Dads’ Health Linked to Odds of Pregnancy Loss in Moms-to-Be