卵子にミトコンドリア移植 -体外受精で2人が妊娠-

ミトコンドリアは、私たちの体のエネルギーを作り出してくれる重要な器官。
でも、ミトコンドリアは加齢で少なくなってしまいます。

妊活にとって、ミトコンドリアの存在は影響するといわれていますが、、、こんなことができる世の中なんですね。

12人で行って、妊娠できたのが2人。250万円かけてこの妊娠率はどうなのか?そして安全性の面でなんともいえないですが、今後多くの人を救う技術になって欲しいと思います。

以下、日経新聞2016年8月30日の記事です。
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不妊に悩む女性の卵巣から細胞のエネルギーを作り出す細胞内小器官「ミトコンドリア」を取り出し、体外受精の際に卵子に移植したところ2人で妊娠に成功したと大阪市の不妊治療クリニックが29日発表した。

この不妊治療は米国企業が開発。
ミトコンドリアの移植で加齢で老化した卵子の質の改善を図るが、仕組みはよくわかっておらず有効性や安全性を懸念する専門家もいる。
昨年12月に日本産科婦人科学会が臨床研究として実施を認めた。

発表した「HORACグランフロント大阪クリニック」の森本義晴院長によると、不妊治療を受けても妊娠しなかった27~46歳の女性25人から卵子組織を摘出。
うち12人で卵子にミトコンドリアを移植したうえで受精卵をつくり、これまでに6人の子宮に戻した。
27歳と33歳の女性が妊娠に至ったという。
費用は約250万円。

石井哲也・北海道大教授(生命倫理学)の話
妥当性に論争がある技術だ。
移植するミトコンドリアが正常であるかどうかも不明で、不妊治療に使う前に基礎研究で科学的根拠を確かめる必要がある。
生まれてくる子供の健康に影響する可能性のある実験的な医療で、希望者は慎重に検討すべきだ。

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